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今は、北半球では最も寒い季節、その上、寒波がヨーロッパやカナダ、そしてアメリカを襲っているとニュースが伝えています。日本のいわゆる「雪国」でも、類をみないような降雪があり、インフラが乱れています。カナダのエドモンドでは、−30度の極寒の冬にあります。
その寒さの中で、交通インフラが大きな問題を起こし、自動車のエンジンがかからないし、機器の操作が不可能な状態にあります。とくに寒さに対応できないEV車(電気自動車)が、降雪、寒冷の道路上で、大きな問題を見せているのだそうです。車輌価格が廉価で、燃費も安く、先端の電子制御や操作が先端技術の駆使で製造されているのですが、さしもの寒さに対応できていないのです。
C国が、一大キャンペーンを張って売り込み、大歓迎されて買われた のに、冬季の寒さ対応が不備で大混乱なのだそうです。凍結のアルバータ州の路上で、動いている車は、トヨタや日産の車だけで、とくに通勤ができず、路上に出たとしても、機器操作ができずに、社会問題化して、どう対応するかで大慌ての様相を見せています。
同じように、−20度の気温のウクライナでは、2022年2月に始まった戦争は、停戦もままならず、戦いの真っ最中にあります。侵略者ロシア軍に立ち向かって、祖国防衛のために、砲火の中、武器を手に取って、兵士たちが勇敢に戦っているのです。開戦以来、両国の人的損害は、戦死者を含めて200万人にも上ると、ニュースは伝えていて、戦況は泥沼の状態です。
人間は、その悲惨さを味わった過去の教訓を学ばないで、繰り返す愚かなものたちではないでしょうか。主に戦争です。次男が言っていたのを覚えていますが、政治や基幹産業をする大人の都合で、若者たちを駆り立てて戦場に送って老人たちの都合だよね。ところが、いつも軍需産業などを動かしている大人たちに銃を持たせられて、戦場に戦いに行かせられるのは、若者たちなんだ。戦争するなら、軍需産業者たちが若者の代わりに、そう言った連中同士で戦えばいいよ!』とです。
ずいぶん理に適った戦争論だなと感心したことがありました。製鉄業を発展させ武器製造に関わる事業家と、あの戦争商人たちの思惑が、他国の領土を、産業振興という名で、資源や市場を狙って奪取しようとして来たのが、近代戦争でした。今も、その献金で潤う、お腹の出た、不道徳な生活をする政治指導者によって、そんな若者たちが、『祖国のために!』と嘯(うそぶ)かれて、最前線に送られているのは迷惑の極みです。北朝鮮からは、雇われ外人部隊の兵が送り込まれているのも、おかしな話ではないでしょうか。
さて、そんな若者たちが、戦いの前線に立たされる中、世界中からウクライナに支援があるのだそうです。日本から、「使い捨てカイロ(蓄熱剤)」が贈られたのだそうです。銃や銃弾などの武器や暖房器材や食糧の支援の中、そんな戦いに直接役立たない物に、呆れ返られたのです。ところが包み袋を破って、降ってみると発熱し、暖かいのです。極寒の中で、兵士たちの手先や背中が温められるような配慮に、どんなにか力づけられたか分からず、自分驚かされたのだそうです。
カナダの凍結の路上でも、ウクライナの前線でも、日本人の目先だけではない、儲けだけではない、使う人、受け取る人の必要への細かな配慮と工夫と改善があって、物作りがなされ、贈り物が選ばれていくのです。それは実に特異な日本人の優点ではないでしょうか。
そんなウクライナの祖国を後にして、一人の青年が、日本にいます。その中は、ダニーロ・ヤブグシシン(Данило Явгусішин [dɐ̞ˈnɪ.lo jɐ̞ʋ.ɦʊ̜ˈsʲi.ʃɪn][3] (Danylo Yavhusishyn))、1355年に創建された、ウクライナのヴィーンヌィツャ出身の21歳で、2022年4月に来日しました。7歳で相撲を始め、国内の大会で優勝し、ロシアの侵攻前のギリギリの時に、日本に来ることができ、大相撲に合格して相撲取りになっています。
今月行われた正月場所で、大相撲・関取の青安錦新大(あおにしきあらた)関、あだ名で「あおちゃん」が、この青年です。私は、琴ヶ浜や玉の海、千代の山、鏡里などが活躍していた頃からの、相撲大好き少年で、兄たちの贔屓の琴ヶ浜が「内掛け名人」だったので、この技を真似て、相撲を取ると、この内掛けで勝っていたほどです。在華年月が長く、テレビを家に置かない主義で、相撲を観る機会がなかったこともあって、だいぶ長く大相撲に疎かったのです。
先場所と今場所で優勝したのが、この安青錦でした。「青」はウクライナの国旗や自身の目の色、「安」」は師匠の現役時の四股名の安美錦から一字を取っていて、祖国愛に燃える力士なのです。戦火の祖国、祖国にいる家族や友人たちを、どんな風に思い、相撲を取っているのでしょうか。
ウクライナの味方の私は、このお相撲さんを応援したいと、この正月場所の活躍をネットで知って、やけボックリに火が着いてしまったようです。強いからではなく、直向(ひたむ)きな相撲愛にも感じるものがあり、ウクライナを応援する気持ちで、安青錦を応援したいと思う一月の末であります。
(“ウイキペディア”のウクライナによる反ロシアの旗、ウクライナ国花のヒマワリです)
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